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온돌 (オンドㇽ:床下暖房)

寒い季節になると韓国についてまず思い浮かべるものとしてお部屋の温かい床ですが、韓国の家はほとんどが室内暖房装置として온돌をそなえています。

昔から韓国で普及している床下暖房システムの「온돌」は、Oxford English Dictionaryの標題語にも載せられて、韓国の住居文化を代表する語彙となりました。

온돌は昔、台所のかまどで煮炊きしたときに出る煙をお部屋の床下に通して、床とお部屋全体を温める設備でした。 朝鮮半島に온돌が広がり始まったのは、三国時代(4世紀~7世紀頃)からであると言われていますが、台所では調理ができて、同時にお部屋の暖房効果もあるのですから、経済効率面ではとてもメリットのある暖房システムでした。

온돌は、人の健康にも良いと言われます。온돌を備えた家の床は、薄くて丈夫な石板の上を黄土で塗り固めていますが、床が加熱される際に発生する遠赤外線は温熱効果による人体の血行促進効果があるそうです。

日本の健康ランドのような温浴施設である韓国の찜질방(チㇺジㇽバン)は、온돌の効果を利用し、大衆化した施設です。 最近韓国では、中高層マンションや西洋式住宅の普及に伴い、昔からの온돌は構造的に不可能となり、温水床暖房やガス、電気を使用する方式の온돌が増えていますので、昔ながらの온돌方式の찜질방は韓国人にとって人気スポットになり、より進化した内部設備をした施設の数は年々増えています。

海外観光客にとっても韓国旅行といえば、찜질방は欠かせない観光ルートとなっています。24時間営業ですので、宿泊施設代わりに利用されることもあり、内部施設は浴場施設の他に、カラオケやレストラン、DVD鑑賞室、美容エステなどいろんな娯楽が楽しめます。온돌を体験し、レジャーが楽しめる韓国ならではの健康ランド찜질방を訪れてみてはいかがですか。

<会話フレーズ①>

(호텔에서/ホテルで)

직원:방은 더블로 하시겠어요?
スタッフ:お部屋はダブルでよろしいでしょうか。

     

손님:네, 그리고 온돌 방으로 부탁해요.
お客さん:はい。それから、オンドル部屋でお願いします。

<会話フレーズ②>

스즈키:한국의 온돌은 따뜻해서 좋네요.
鈴木:韓国のオンドルは温かくていいですね。

유나 :일본에는 온돌이 없어요?
ユナ:日本にはオンドルはありませんか。

스즈키:네. 하지만 최근에는 바닥난방 시설을 하는 집이 늘고 있어요.보통 일본에서는 고타츠나 스토브를 많이 사용해요.
鈴木:はい。でも、最近は床暖房の設備をする家が増えています。普通日本ではこたつやストーブをよく使います。

유나: 그렇군요.한국에서도 스토브를 쓰지만 고타츠는 없어요.
ユナ:そうなんですね。韓国でもストーブは使いますが、こたつはありません。

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