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中国語サロン

 

 2013年03月23日15:00~17:00  担当 宋先生 赵先生

 

話題1. 漢詩の朗読

日本の詩吟でもよく詠われる李白の「静夜思」「将进酒」と張継の「楓橋夜泊」などを朗読し、漢詩の楽しみを味わいましょう。

春眠暁を覚えず・・・(春暁/孟浩然)・千里鴬啼いて緑紅に映ず・・・(江南の春/杜牧)
月落ち烏啼いて霜天に満つ・・・(楓橋夜泊/張継)等など、皆さんも中学生の頃に必死で丸暗記した記憶があると思います。
中国3千年の歴史文化を詠い継いできた漢詩には、私たちの人生に大いに役立つ名句名言がダイヤモンドの如く輝いています。
四季の美しさ、青雲の志、過ぎた青春への思い、送る人と送られる人の心象風景、人生の喜怒哀楽などを詠んだ漢詩(名詩)は、ともすれば、目先の小事に心を奪われがちな私たちの日常生活を癒し、励まし、諭してくれます。


  

 

話題2. 中国語での外来語表記

全てが漢字になる中国語では、人名以外の固有名詞もうまく漢字を選んで翻訳されます。日本語への翻訳と異なるのは、固有名詞も音訳だけでなく積極的に意訳していく傾向がより強くあるという点です。
固有名詞を意訳するとは、たとえば日本語で「Golden Gate Bridge」が「金門橋」、「Côte-d'Ivoire」が「象牙海岸」と訳され普通に通用しているようなものを指すと考えていただければと思います。

日本語の中でカタカナ表記するよりも漢字の方がわかりやすい例も沢山あります。
ソリューション:解决方案 
ファッションショー:时装秀
コラボレーション:合作 
リアルタイム:即时 
インターンシップ:实习 
コンセプト:理念
東京ミッドタウン:东京中城
東京スカイツリー:东京晴空塔
エッフェル塔:埃菲尔铁塔
マイクロソフト:微软 
ソフトバンク:软银
オラクル:甲骨文
キヤノン:佳能
マッキントッシュ:麦金塔
などがあります。

今回は、中国で親しまれている外国語のピンインと日本語の意味を当ててみましょう

 

 

 

将 進 酒
李白 
現代文訳
 
君よ見たまえ、黄河の水が天上から注ぐのを。
激しい流れが海に流れ込むと、二度と戻ってこないのだ。
君よ見たまえ、ご立派なお屋敷に住んではいるが、
鏡に我が身を映して
白髪を悲しんでいる老人の姿を
朝は黒い絹糸のようであった髪も
暮れには雪のように真っ白になるのだ。
人生、楽しめるうちに楽しみを尽くすべきである。
金の酒樽をみすみす月光にさらしてはならない。
天が私にこの才能を授けたのだ。必ず用いられる日が来る。
金なんぞは使い果たしてもすぐにまた入ってくる。
羊を煮て牛を料理して、まず楽しみ尽くそう。
どうせなら一飲みで三百杯というくらい、トコトン楽しむべきだ。
岑先生、丹丘殿、さあ酒を飲んでくれ。
そんな遠慮しちゃいけない。
君のために一曲歌おう。
どうか耳をすまして聴いてくれ。
音楽や御馳走が何だというのだ。
長い間酔って覚めないことが一番いいのだ。
昔から聖者や賢人は幾人もいたが、死んでしまえばそれまでだ。
ただ酒呑みだけが、その名を留めている!
昔、魏の曹植は洛陽の西の平楽観で一斗一万銭の贅沢な酒をふるまい、
楽しみの限りを尽くしたという。
主人である私が、どうして金が無いなどとケチケチしていれましょう。
すぐに買ってきて飲んでいただきます。
毛並みの良い馬も、千金の皮衣も、
使いの童に持っていかせて美酒に換え、
一緒に消しましょう、この限り無い憂いを

 
ピンインと日本語の意味を記入してください
汉语 拼音 日语
1. 迪斯尼乐园    
2. 赛百味    
3. 肯德基    
4. 优衣库    
5. 必胜客    
6. 冰激凌    
7. 汉堡    
8. 薯条    
9. 比萨    
10. 快餐    
11. 米老鼠    
12. 哆啦A梦    
13. 哈根达斯    
14. 星巴克    
15. 樱桃小丸子    
16. 面包超人    
17. 蜡笔小新    
18. 铁臂阿童木    
19. 哈里波特    
20. 比卡丘    

 

日本から中国へ伝来した“和製”漢語(参考)

中国人の王彬彬という人が書いた中国語の論文の「現代漢語中的日語"外来語"問題」の中に、次のように書いてある。

「中国語の中で、日本語から来た外来語の数は、驚くほどの数字で、現在我々が使用している社会とか人文・科学方面の名詞、術語の70%は日本から輸入したものである。これらの言葉は西洋の言葉を日本人が翻訳して、その後中国に入って、中国語の中に根付いたものである」と書かれている。論文の最後には、「最後に私は言いたい。我々が使っている西洋の概念は、基本的に日本人が我々に代わって翻訳してくれたものだ。中国と西洋の間は、永遠に日本が横たわっているのだ」とも書いてあった。

この7割と言うのは、語彙の種類の数ではなくて、出現頻度から数えたのかもしれない。日本から中国へ渡った日本製漢語の数はそれほど多くなくて、1000個ぐらいらしい。しかし日本からの外来語は中国語の中で重要な位置を占める言葉が多いから、言葉の出現頻度が多いので、数えると7割にもなるのだと思う。7割というのは社会とか、人文・科学に付いての名詞、術語に付いてだそうであるが、それにしても7割とは凄い量である。

次の言葉は、全部日本からの舶来したものだ!!!として王彬彬さんが例にあげている二文字熟語である。
服務、組織、紀律、政治、革命、政府、方針、政策、申請、解決、理論、哲学、原則、経済、科学、商業、干部(幹部)、健康、社会、資本、主義、法律、封建、共和、美学、文学、美術、抽象・・・・・

下の言葉は西洋の語彙を日本で漢語にして作った言葉である。

亜鉛、暗示、意訳、演出、大熊座、温度、概算、概念、概略、会談、会話、回収、改訂、解放、科学、化学、化膿、拡散、歌劇、仮定、活躍、関係、幹線、幹部、観点、間接、寒帯、議員、議院、議会、企業、喜劇、基準、基地、擬人法、帰納、義務、客観、教育学、教科書、教養、協会、協定、共産主義、共鳴、強制、業務、金婚式、金牌、金融、銀行、銀婚式、銀幕、緊張、空間、組合、軍国主義、警察、景気、契機、経験、経済学、経済恐慌、軽工業、形而上学、芸術、系統、劇場、化粧品、下水道、決算、権威、原子、原則、原理、現役、現金、現実、元素、建築、公民、講演、講座、講師、効果、広告、工業、高潮、高利貸、光線、光年、酵素、肯定、小熊座、国際、国税、国教、固体、固定、最恵国、債権、債務、採光、雑誌、紫外線、時間、時候、刺激、施工、施行、市場、市長、自治領、指数、指導、事務員、実感、実業、失恋、質量、資本家、資料、社会学、社会主義、宗教、集団、重工業、終点、主観、手工業、出発点、出版、出版物、将軍、消費、乗客、商業、証券、情報、常識、上水道、承認、所得税、所有権、進化、進化論、進度、人権、神経衰弱、信号、信託、新聞記者、心理学、図案、水素、成分、制限、清算、政策、政党、性能、積極、絶対、接吻、繊維、選挙、宣伝、総合、総理、総領事、速度、体育、体操、退役、退化、大気、代議士、代表、対象、単位、単元、探検、蛋白質、窒素、抽象、直径、直接、通貨収縮、通貨膨張、定義、哲学、電子、電車、電池、電波、電報、電流、電話、伝染病、展覧会、動員、動産、投資、独裁、図書館、特権、内閣、内容、任命、熱帯、年度、能率、背景、覇権、派遣、反響、反射、反応、悲劇、美術、否定、否認、必要、批評、評価、標語、不動産、舞台、物質、物理学、平面、方案、方式、方程式、放射、法人、母校、本質、漫画、蜜月、密度、無産階級、目的、目標、唯心論、唯物論、輸出、要素、理想、理念、立憲、流行病、了解、領海、領空、領土、倫理学、類型、冷戦、労働組合、労働者、論壇、論理学 など

 

話題3.参加者からの話題、質問、懇談など

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