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最近、朝夕は涼しい風が吹いて、秋めいた雰囲気が感じられる時期となりましたが、今回は9月の韓国の大イベントである「추석(秋夕)」、そして「차례(茶禮)」という行事についてご紹介したいと思います。
以前、「韓国文化とお正月」でご紹介しました「설날(旧正月)」に並ぶ韓国の2大祭日となる「추석[チュソㇰ]」は、「한가위[ハンガウィ]」ともよばれます。 日本のお盆にたとえられる韓国の旧暦8月15日「추석」は、当日と前後1日ずつが祝日で連休となり、帰省シーズンになります。
もともと昔は秋の収穫に感謝する盛大なお祭りとして行われていた「추석」は、その当日は親戚が故郷に集まり、「성묘(墓参り)」や「차례(茶禮)」という儀式をする風習があります。
日本の法事のような「제사(祭祀)」は、故人の命日に行われる儀式ですが、구정(旧正月)や 추석などの国の祭日に行われる祭祀は「차례[チャレ]」という言い方をします。ひとつ違うところは、「제사」は夜、「차례」は朝の時間帯に行われます。
「차례」は、だいたいは長男の家で行われ、祭祀のお料理を作りお供えをし、親戚一同が集まってご先祖や亡くなった方のお話をしたりします。
「추석」は、里帰りをして久々に家族や親族が集まり一緒に過ごす機会となるため、「설날」と同じように韓国人にとっては重要な意味を持つ日になります。 帰省ラッシュの起こる「추석」の時は、韓国人は故郷の地方に出向くことが多く、市内の商店や飲食店などは休業することが多いので、韓国に旅行に行くときはぜひ日にちのチェックをしましょう。
「추석」・「제사」・「차례」に関する会話フレーズをまとめました。音声を聞きながら、発音に注意して練習してみましょう。